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小寺 宣

ギターのいい音を出す方法

僕たちは当然ギターのいい音を出したいといつも思っています。


僕はギターの音に関しても、本当に長年悩んできました。


プロの演奏を聴くとめちゃくちゃいい音で演奏している、でも自分の音はめちゃくちゃダサい。


とにかくダサい。


なぜなんだと。


まずこれはほとんどの初心者、中級者ギタリストの方が抱える悩みで、みんな通る道です。


そしてまずもっといい機材を買うことをみんな試すと思います。


僕もギターやアンプに始まりエフェクター、シールド、マイク、ピックなど可能な限り高級な機材を買って試してきました。


でもどれだけ機材を変えても自分の技術がなければ絶対にいい音は出ないんですね。


僕は500万円くらい機材に使ってやっとそのことに気づきました笑


ギターはもうとにかく技術です。


ギターという楽器はピックの弦への当て方をほんの少し変えるだけで、ピックの握る力がほんの少し違うだけで、腕の振りがほんの少し違うだけで、かなりサウンドが変わります。


だからギターは弾くこと自体はそれほど難しくない曲やフレーズでも、『カッコよく弾くこと』それが超絶に難しいです。


でもそれくらい難しいからこそ、楽しくて中毒になれる楽器でもあります。


ぜひ一緒に中毒ライフを送っていきましょう( ´ ▽ ` )笑



ギターでいい音を出すには、僕の結論から言うと『ソフトピッキング』です。


ギターという楽器の音は、単純に言って3つの要素に分けられると思います。


弦を弾くことを想像してください。


ピックを弦に向かって上から下に振り下ろします。



その時まず弦にピックがコツンと当たる音が最初に来ます。


そして弦がパチンと弾かれた音がその次にきます。


そして最後に弦が振動している音がきます。


この3つの要素です。


書き出してみると、


①ピックが弦にぶつかる音


②弦を弾いた瞬間の音


③弦が振動している音


です。


で3つもあると話がややこしくなるんで、「発」と「鳴り」に分けましょう。


ピックが弦に当たってパチンと弾いた音「発」これが①+②ですね、そして弦振動の音「鳴り」③です。



でいい音の話に戻るんですが、あまりいい音じゃないなと感じる演奏のほとんどが「ハードピッキング」なんですね。


ピックをぎゅっと強く握って、強く振ってしまっています。


そうするとどんな音になるかというと、「発」の音量がとても大きくなってしまいます。


「発」ばかりが目立ってその後の「鳴り」の存在感がほとんどない状態、これがハードピッキングです。


弦がバチバチ鳴っていてとても初心者くさいです。


あとハードピッキングだと安いギターを弾いても、ごりごりのビンテージのギターとか高級なハンドメイドのおしゃれサウンドギターを弾いてもほとんど同じ音になります。


「発」が目立っているということは言ってしまえばほぼバチバチという弦の音しかしていない状態なんで、ギターは何を弾いても同じ音になってしまうんですね。



では「ソフトピッキング」だとどうなるかというと、「発」の音量が下がるので「鳴り」が目立つことになります。


そうするとギター本来のキャラクターを存分に発揮したサウンドになります。


レッスンでも僕がよく言っていると思います。


アコギは「木が鳴っている」、もっと言うと「木が響いている」ような音にすることが重要なんですね。


これが僕の考えるいい音です。


だからソフトピッキングを修得する必要があります。


なので右腕の身体操作、その基礎練習が重要なんですね。


いつも生徒様には地味な宿題ばかりさせて、大丈夫かなと僕はいつも心配しています笑


僕も25歳の時に教わった先生から徹底的に基礎を学びました。


その土台があるから今僕は自信を持ってYouTubeで戦えています。


まぁでもなんか生徒様みなさん、いつも楽しそうにめちゃくちゃ地味なことを練習してくださっているので多分大丈夫そうです笑


これから徹底的に身体操作を練習して、あなたのお持ちのギター本来のいい音を出しましょう。


ソフトピッキングをちゃんと修得すると、高級なハンドメイドギターとか、ビンテージギターとかを弾く楽しさが本当の意味でわかるようになります。


ギターって本当に楽しいですね笑

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