top of page
小寺 宣

体からのサインを大事に

ギターを弾いているといろんな事を感じると思います。



例えば初心者の方でよくあるのは、練習していて指先が痛いとかですね。


他にはバレーコードで手首が痛くなるとか、弾いていて右手がだるくなる、疲れるとか。


良い事もありますよね。


この曲は練習していて楽しいとか。


僕の話で言うとよくあるのは耳コピをしていると、強烈に眠くなって頭がぼーっとしてきます。


良い事としてはレッスンをしていると、めちゃくちゃ頭が回転して元気になると感じます。


タイトルにもある通り、これらは全て大切な体からのサインだと僕は考えています。





例えば練習していて指先が痛くなる。


ギターを弾く人のほとんどが、ギターとはそういうものだと思っていると思います。


痛みを乗り越えて練習したものだけが指先が固くなり、上達していくんだみたいな笑



僕は違うんじゃないかと思っていて、指先が痛くなるのは「強く押さえ過ぎだよ」という体からのサインだと思っています。


僕は今もめちゃくちゃ練習していて、多い時は1日8時間くらい練習します。


自慢みたいになってしまうんですが、それでもまったく指先は痛くならないんですね。


左手の指先に分厚い皮もありません。


触った感覚で、右手の指先と全く同じです。


僕は色んな所で言っていますが、ギターはスマホの画面をタップするくらいの力で本当は弾ける楽器なんですね。


だから指先が痛くなるのは、強く押さえ過ぎという体からのサインだと思ってください。


「もっと最低限の力で押さえないといけないな」と学ぶ事が出来るんですね。




バレーコードで手首が痛くなるのも、右手が疲れるのも同じです。


絶対に弾き方を間違えています。


「どうすればもっと楽に弾けるんだろう」と考えるきっかけにしていきましょう。




僕はギターを愛してやまないので、ギターは体に負担がかかるもの、みたいな話がとても嫌いです。


違うと、それは下手なだけだよと。


僕はこれもよく言う事ですが、ギターは健康器具だと確信しています。


体の動かし方、繊細な身体感覚を学べるし、頭をフルパワーで使うのでボケ防止にもなるはずです。


体から訴えられるサインを安易に流さないでください。



良い事で言うと、曲を練習していて楽しい、それは間違いなくあなたがその分野に進めばいいというサインです。


どんどん深ぼっていきましょう。


逆に練習していていまいち乗ってこないなという時は、自分はその分野に向いていない、他の事をやった方がいいよというサインと考えていいと思います。


だから僕は耳コピしたらいつも強烈に眠くなるので、向いていないんですね笑


自分でもそれはわかっているんですが、そこに生徒様や視聴者さんからの需要があるし、自分の上達のためにもどうしても避けて通れないので難しい所です。



逆にギターを教える事、ギターの上達方法を研究する事はとても楽しくて頭が働くのでこれは僕の才能だと思っています。



とにかく、ギターを弾いていて体から発せられるサインをよく聞いてください。


そこに必ずなにか大事な意味があるはずです。

bottom of page