top of page
小寺 宣

練習のバランスが大事

練習は大きく言って2種類あると思っています。


ひとつが曲の練習。


そしてもうひとつが基礎練習です。


曲の練習とは例えば、あなたが今あいみょんのマリーゴールドを弾きたくなったとします。


マリーゴールドを弾くためにはコード進行を覚えたり、ストロークのパターンを覚えたり、ところどころ出てくるフレーズを覚えなければいけません。


それらを覚える練習、これが曲の練習です。


覚える練習であるというのがポイントで、つまり曲の練習とは『暗記』なんです。



では基礎練習とはなにかと言うと、曲を弾くために必要な脱力や技術の精度を磨く練習です。


マリーゴールドを弾くための16ビートストロークを、今よりもっといい音で弾くための右手の脱力の練習。


マリーゴールドのEmからFへのコードチェンジを絶対に失敗しないようにする先押さえの技術の練習。


つまり基礎練習とは『錬磨』なんです。


曲の練習も基礎練習もどちらも大切な練習です。



ただ練習をしっかりしているのに伸び悩んでしまう方の特徴として、どちらかに偏りすぎているという事がよくあります。


曲の練習ばかりをしてしまう方、逆に基礎練習ばかりしてしまう方、どちらも絶対に伸び悩みます。



曲の練習ばかりしている方は、弾ける曲は多いけどなんかずっとこなれた初心者レベルという感じを脱する事が出来ません。


基礎練習不足で技術や脱力の精度が甘いんですね。



逆に基礎練習ばかりしている方は、指はよく動くけど音楽になっていないような演奏をします。


音楽というより大道芸みたいな印象です。


基礎練習とはあくまでも曲のための練習である事を忘れてはいけません。



両方のバランスを取って練習する人が、やっぱり一番ミュージシャンとしてのレベルアップが早いです。


ポイントはまた厳しい事を言うんですが、自分の苦手から逃げないという事です。


自分の好きな事、楽しい事ばかりやるのは楽で練習を頑張っている気になって気持ちいいです。


でもそれだとイマイチ上達しなくて、とてももったいないです。


長所を伸ばすか、欠点の克服かみたいな話なんですが、僕の考えは欠点の克服の方が大事だと思っています。


なぜなら長所はほっといてもやるし勝手に伸びて行きます。


それに対して欠点は、意識して決意して取り組まないといつまでたってもやらないからです。


練習のバランスをとる事を頑張ってみて下さい。


劇的に上達していきます(^ ^)


ちなみになんですが、僕のマンツーマンレッスンは曲の練習と基礎練習、生徒様の足りない所や必要な所を見ながらバランスを取っていく事をかなり意識しています。


なのでレッスンで出された課題にぜひ全力で取り組んでみて下さい。


レッスンの課題を頑張っていただければ、きっと1年、2年と経った時に独学では絶対にたどり着けなかった場所にいけるはずです。


一緒に上達していきましょう!





bottom of page