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小寺 宣

音楽理論の学びかた

最近身体操作系の基礎練習と曲のレッスンに加えて、音楽理論のレッスンを始めています。


音楽理論を学ぶとあなたのギター人生がどう変わるのか、そこが重要ですよね。


今回のブログでは音楽理論とはなにか、大きな所、考え方をまずお伝えしたいと思います。



音楽理論を学ぶと個性がなくなるから勉強しない方がいいという考えの、音楽理論反対派の方がたまにいらっしゃいます。


たしかに音楽は堅苦しい理論なんて無視して作ってもOK、どうしようと自由です。


でも音楽を学べば学ぶほど、上達すればするほど、音楽には正解、不正解が多いことに気づきます。


これは日常生活にも似ているかもしれません。


僕たちは子供の頃から、社会生活の中でまずしてはいけないことがある事を学びます。


人のものを盗んではいけないとか、人を殺してはいけないとか、まず一番下のレベルから学ぶと思います。


そこから時間に遅れてはいけないとか、忘れ物をしてはいけないとか、もう少し上のレベルを学んでいきます。


そして最終的に大人になった時には、社会のルールの中で自分の好きな仕事でお金を稼ぎ、自分の好きなものを買い、自分が好きな人と遊んだりします。


つまりルールの上での自由、好きなことがあります。


つまり不正解を知った上での、正解があります。


音楽も同じで、不正解の上に正解、ルールの上での自由、ルールを知っているからこそ個性を表現できる場にあがれるんですね。


ロックにはロックのルールがるし、BluesにはBluesの、JAZZにはJAZZの知っておくべきルールがあるんですね。


いや音楽は自由だよと、ルールなんて関係ない、自分は自分のやりたいように音楽をするんだ、もちろんそれでもOKです。


社会のルールを無視すれば警察に捕まったりしますが、音楽のルールを無視しても警察に捕まりはしません。


でもこれだけは確定で言えます。


ルールを知らずに自分の好きなように音楽をしていて、音楽で人に喜んでもらえる事は絶対にありません。


なぜなら音楽のルール、つまり音楽理論とは、音楽の歴史であり、音楽の伝統だからです。


過去の無数のミュージシャン達が美しい音、かっこいい音、人が喜ぶ音を、愛と情熱と勇気を持って、工夫に工夫を研鑽に研鑽を重ね、今があります。


それらは人類の宝物とも言える、音楽の正解なんですね。


つまりそれらを学ぶことが、上達のためにまずはじめにすることなんですね。


でまた僕は僕の生徒様をほめてしまうんですが、お金を払ってまで真剣にギターを学びに来てくださっているあなたは、きっとそれが感覚でわかっているんだと思います。


僕もいままでたくさんのお金を使って、いろんな人から超真剣にギターを学んできました。


それでいいんです。


それが音楽の歴史へのリスペクトであり王道で、上級者への唯一の道だと僕は思っています。



最後にもうひとつだけ、僕が音楽理論を学ぶ上で一番大切だと思っていることは、紙と文字のお勉強ではなく耳を使って学ぶということです。


例えば1オクターブ上とはどういう音なのか、メジャーセブンスとはどう言う音なのかを紙と文字で勉強するのではなく、耳を使って勉強します。


たとえばメジャースケールとはどういうメロディーなのか、マイナースケールとはどういうメロディーなのかを耳を使って勉強します。


キーワードは僕がよく言う、歌って覚えることになります。


今回は長くなってしまったので、また続きはブログとレッスンでお話しします。


楽しみにしていてください。


最後まで読んでいただきありがとうございます(^ ^)

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