さるかに合戦とギターの話
- 小寺 宣
- 7月27日
- 読了時間: 4分

さるかに合戦という昔話はなんとなく知っている方がほとんどかなと思います。
簡単にどんな話かを言うと、
さるは柿の種を持っていました。
カニはおにぎりを持っていました。
さるはカニにこう言いました。
「柿の種とおにぎりを交換してくれよ」
カニは
「おにぎりを子供たちに食べさせたいからだめだよ」
と言いました。
さるは「うるせー!よこせ!」と言って無理矢理交換しました。
カニはせっかくの柿の種なんで、育てる事にしました。
土に埋めて水をやり毎日大切に育てました。
そして月日が流れ、柿の種は大きな木になりたくさんの柿が実りました。
でそこからサルがまた柿を奪って、カニのお母さんが死んで、子供たちが復讐して、とかあるんですがまぁそこはどうでもいいんです笑
柿がたくさん実るまでの話に、僕はギター上達への大切な学びがあると思っています。
おにぎり、これはすぐに食べてお腹を少し満たす事ができます。

でも1回食べたらもう終わりです。
これがギターで言う、Uフレットとかのサイトでコードの押さえ方を拾ってきて、右手をなんとなくで弾いているだけの演奏です。

厳しく言うと、演奏に説得力も情熱も魅力も深みも何も感じない演奏です。
僕はこういう演奏を見ると
「ギターはそんなダサい楽器じゃないよ!もっとカッコよく弾ける楽器なのに…」
と悲しくなります。
(ちなみに言うと僕はUフレットを100%有害だと言っているわけではないです。
初心者の方にギターに取り組みやすくするというところは悪くはないと思っています)
それにたいして柿を大切に育てて、たくさんの柿が実る事、これこそが大切だと思いませんか。
まず柿の種を土に埋めて毎日水や肥料をやって、いまかいまかと芽が出るのを待つ。
今日も出ないな、また今日も出ていないな、明日には出るんじゃないか…
そしてやっと芽が出たら、嬉しくて人に話したりしてしまう。

今度はこの肥料に変えてみようか、優しい言葉をかけたらもっと育つんじゃないかとか。
あの手この手で毎日毎日大切に育てていく。





…
…
そして長い長い月日が流れ大きな木になり、たくさんの柿がなった時に食べる自分だけの柿です。

「小寺柿」と自分の名前を付けたっていいと思います。
その味は涙すら流れるはずです。

さらに小寺柿を大切な友達にお裾分けしたり、売ってビジネスにしてもいいと思います。
さらにその小寺柿の種から、また違う木を育てたり楽しみ方は無限大なんですね。
もう僕が言いたい事はわかると思うんですが、これが正しいギター道です。
これが本当の楽しいギター人生なんですね。
でもこの楽しいギター人生をいくためには一つだけ条件があります。
焦らない、結果をすぐに求めない、少しずつの成長を喜び楽しむという事です。

今日の練習、今日のレッスン、今日音楽理論を学んだ事、それらひとつひとつは本当に小さなものです。
劇的にそれで成長なんてしません。
上達は目に見えません。
じゃあそのちいさな水やりは意味がないのか、そんなわけないです。
意味があるに決まっているんですね。
焦る方、結果をすぐに求めてしまう気持ちは、僕も昔そうだったんで気持ちはめちゃくちゃわかります。
でもそれは大きな間違いなんですね。
柿の種とか、芽を食べて「くそまずいやんけ!こんなものいるか」と言っちゃダメです。
柿の種とは自分の才能、可能性なんですね。
大切に大切に大切に育てる事それ自体を、楽しんでいきましょう。
何度でも言います。
焦ったらダメです。
焦って結果を早くほしいと、浅いコンテンツを食べだすと正しいギター道から必ず外れます。
そして誰にも良いと思ってもらえないしょうもないミュージシャンになってしまいます。
ギター上達はあの手この手でひとつずつ、大切に大切に一歩ずつです。
ではまたレッスンでお願いいたします!



7/27のブログ拝読しました。
「焦ってはダメです」__身に沁みますね。自分のことを言われているような気がしました。Uフレットもそうですが、楽器.meなど、弾きたい曲のコード進行が分からない時にかなり活用して、ブックマークもたくさんしました。それでいて、ギターが上手くなったかと言うと、「?」です。確かに、弾けるようにはなりました。ですが、そういうサイトだけだと、コード進行以外のモノは得られないですよね。自分の2番目の停滞期はここでした(最初の停滞期はF弾けない、弦交換できない知らない&ギター知識ゼロでした)。特に私は人前ではほとんど弾かないので、完全自己流のループにハマっていました。一流のギタリストや演奏の上手い人と比べると全然違う、上達もしているかわからない、でもどうやって練習すればいいかわからない、という状態の中、出会ったのが小寺先生の動画とレッスンです。最初は、結構軽い気持ちで、何か難しい曲が弾けたらいいなくらいのノリでしたが、約4ヶ月受講して、それはそれはたくさんのアドバイスや気づき、もっと言うと、ギタリストとしての「心構えや姿勢」というものも教えていただいています。今まで自分だけでは全然気づかなかった癖、奏法、理論など、毎回目からうろこが落ちており、唸ることが多々あります。
レッスンの中でも小寺先生はよく「焦らず」「一歩ずつ」と良く言っていただいています。自分は今まで「一刻でも弾けるようになりたい症候群」だったので(笑)、その言葉を信じ、今日できなくてもいいや、ただ毎日必ず、例え短い時間でもギターを手に取って練習する、ということを繰り返していたら不思議なもので、最初はかなり難しいと思っていてできなかったフレーズが、ある日突然できるようになっているというようなことが続き、結果的に一曲丸々弾けるようになっていました(Tears in Heaven、今はWonderful Worldです)。まさにこれは「焦らず」「一歩ずつ」の積み重ねの結果なんだなと、しみじみと感じています。これは、コード進行表だけでは決して得られない宝物だと思っています。
また長くなってしまって申し訳ありません。要は、「小寺先生、素晴らしい教えです!」ってことです(笑)
小寺先生のレッスンを受ける前は、ギターを手にしたとき「弾けるかな……」だったのですが、今は「どうやって弾こうかな」と考えられるようになりました。
小寺先生からは、毎回たくさんの「種」をいただいています。これからもこの種をしっかりと育てて行こうと思います🌳
テスト2